月イチ連載の「COLUMN」コーナーでは、自転車散歩、ファッションなどなど、自転車を通じた、新しいライフスタイルの形ご紹介します!自転車はただ乗るためのアイテムじゃなく、楽しむモノ!ぜひ、自転車を通じていつもの生活に新しい発見や刺激を手に入れて下さい。それでは記念すべき第一回は軽快に、オシャレに乗れるクロスバイクで巡れるお勧めスポットをご紹介。石畳を通じて様々な文化が融合する街「神楽坂」が舞台です。
神楽坂は新宿区の中でも千代田区飯田橋に程近い、東に位置しています。その昔、神楽坂は戦前まで花街として栄えました。その一方、近くにフランスの学校があるせいか、フランス、イタリアの雰囲気が漂うお店も多数存在します。
2つの文化がお互いに潰しあうことなく、うまい具合に融合している街…これが神楽坂の良さでしょう。今回は、この神楽坂を自転車で巡りましょう!
裏路地に入れば、都会とは思えないほどの情緒的な風景。
「神楽坂散歩」のスタートは神楽坂駅から。周辺を自転車で巡ると、駅の北側には赤城神社があります。群馬県出身の豪族、大胡氏が1555年に本国の赤城神社を奉ったのが始まりといわれています。
境内の周りに生い茂るケヤキの木の緑と、本堂や鳥居の赤のコントラストが魅力的な風景を演出。
そこからは坂を下りながら、裏路地を散策。住宅街の中に突然現れる雑貨屋から飲食店など…新しい発見と出会いが待っています。
「ヒトイキ」をキーワードに、秋に生まれ変わる赤城神社。
早稲田通りを神楽坂下に向かって自転車を走らせると、大久保通りと交差する神楽坂上に出ます。
神楽坂とは、ここからJR飯田橋駅西口の牛込橋手前、神楽坂下までの約400メートル程の坂のこと。ちょっと自転車で下るのは大変だけど、それ以上の魅力的な風景が待っています。
少し左側の路地に入ると、神楽坂の情緒にピッタリなカフェを発見。こちら「神楽坂 茶寮」は隠れ家的和カフェ。町屋風の一軒屋をまるごと使った店内で、気の利いたインテリアと音楽、おしゃれな茶器と共にゆったりとしたひとときが過ごせます。オススメは「抹茶とミルクプリンの和パフェ」。
テラス席もあり、近所に住む主婦や観光客で賑わいます。
「抹茶とミルクプリンの和パフェ」(780円)
自転車を走らせていると、次々と目にするフランス人の子供たち。そんな意外な風景に目を奪われていると、気がつけばそこはフランスの町並みを彷彿とさせる「プチフランス」と呼ばれる神楽坂の別な顔に出会えます。
そんな「プチフランス」で出会ったのが、フランスブルターニュ地方伝統の料理「ガレット」(そば粉のクレープ)を紹介している日本初のクレープリー「カフェクレープリー ル ブルターニュ」。
フランスから招聘した「クレーピエ」と呼ばれる専門の職人が、厳選されたそば粉100%の生地で作っています。人気のメニューは「ガレット・スペシャリテ“マレシェール”」です。
フランスに迷い込んだような外観。スタッフもフランス人
「ガレット・スペシャリテ“マレシェール”」(1680円)
少し早い夕飯を終えたところで、夕日に映える石畳を発見。日中の神楽坂も魅力的ですが、夕方から夜にかけ、ライトアップされる石畳もとても魅力的な風景です。ここで、少し自転車を引きながら歩いてみるのもいいかもしれません。
石畳の幻想的な空間に浸っているうちにゴールである神楽坂下に到着。神楽坂は、短い距離を走るだけでも本当に多くの江戸情緒を垣間見ることができる希少な街。
目的地を特に決めずに、好奇心で色々な小道に入るだけで、日常とは一味違った景色を見せてくれます。
夕刻の石畳を照らす、和風の照明があちらこちらに。
人気のクロスバイク・ミニベロに合った様々なコーディネートに迫ります!
「タイプ別サイクリングコーディネート」次回掲載予定!